9.ヤマタノオロチを退治せよ
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超広角レンズ+ワイコンで箱崎ジャンクションを撮影(Nikon1J5) |
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通称「ヤマタノオロチ」の首(Nikon1J5) ZガンダムのTHE-Oみたい...若い人わからないよね。。 |
Nikon1J5に超広角レンズ+ワイコンまで装備してヤマタノオロチ退治へ
東京で撮影をしていると「首都高」が気になりだします。街中をうねるように走る首都高、川沿いや運河の上を走る首都高などなど。皆さんが首都高をどんな風に撮っているのか気になって調べてみると、箱崎ジャンクションの写真が多く出てきました。一度に多方向に分岐する姿がヤマタノオロチに似ているらしい。撮影できる空間が狭いのか、皆さん超広角レンズでチャレンジしている様子。
Nikon1には、35mm換算18mmの優秀な超広角レンズ(1NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6)があります。どうせならワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)も付けて更に超広角にして挑んでやれ。ということで帰宅途中に行ってまいりました。
使用したワイコンはこちらです。
※ちなみに1NIKKOR VR 6.7-13mmレンズのフィルター径は52mmなので、そのサイズのワイコンが必要です。
場所は「東京メトロ水天宮駅の2番出口を出てすぐ」です。
セブンイレブン前の狭い歩道で撮ることになります。帰宅時間なので駅へ向かう人、コンビニに出入りする人で結構な人通り。撮影地のストリートビューも併せてご確認ください。
到着すると...先客がいらっしゃいました。歩道の端にしっかりと三脚を立ててらっしゃいました。通行の妨げにはなっていませんでしたが、やはり通る人通る人が見る見る。根性あるなぁ。人の事は言えませんが。
まずは雰囲気確認のため、セブンイレブン出口横から手持ちで一枚。ワイコン無しです。
絞り開放(f/3.5)で予想シャッター速度(1/20秒)を見ながらISO設定を6400までのオート設定にして撮影。
歩道の内側からなら、ワイコン無しでも画角に収まりそうです。
ライトが多いので光条を期待して少し絞りたい&ISO感度はやはり低めで撮りたい...となると、やはりカメラを固定する必要があります。例によってちゃんとした三脚は持ち歩いていません。
今回使用した固定器具は...これです。クリップ式雲台。
これを車道側の鉄柵パイプに挟み込み、ワイコンを付けて撮影したのが一番上の写真です。
【撮影条件】
①撮影場所:箱崎ジャンクション
②使用カメラ:Nikon1 J5 + 1NIKKOR VR 6.7-13mm + 0.7x AF ワイドコンバージョンレンズ【ロワジャパン】52mm径
③カメラ設定:ISO160、絞り優先モードf/8、セルフタイマー2秒、中央重点測光、シングルポイントAF、露出補正をややプラスにしてシャッター速度をより遅く、その他設定はAUTO
④その他:クリップ式雲台で歩道鉄柵車道側に固定。腰より低い位置でレンズを上向きにし、構図はチルト式液晶で確認
⑤撮影時に考えたこと:
・オロチの首~頭上へと走る道路をメインとするか、下の道路も入れて全体像を写すか。
・車の往来は途切れることもあるので、ヘッドライトの光跡を入れるか入れないか。
そんなことを考えながら何パターンか撮影。
⑥現像作業(Nikon Capture NX-D 1.4.6):
・PCに取り込んでみて愕然...。ワイコンのせいかAFモードのせいか、ところどころにピントのボケが。しかもまだらな感じで。
・また、知らずにズームさせてしまっていたらしく、焦点距離がやや望遠側(6.7mm->7.1mm)に。せっかく超超広角を狙った意味がなくなってしまいました。
・加えて...画的に意外と地味で面白くないものでした。ネットで出てくる箱崎ジャンクションの夜景写真がどれも相当盛られた感じで出て来るのはこのせいか。画角の問題は取り戻せないですが、せめて自分も現像で何とかするか...。
・とにかく妙なピンぼけをなくすため可能な限りアンシャープマスクをプラス。コントラスト、彩度もややプラスに補正。高速道路自体はシャープ強めにしても汚れが強調されて迫力が増す感じですが、自動車や街灯の光条はシャープ強めだと汚くなってしまうので試行錯誤しました。結果、上の写真はリアルの見た目に近く、下の写真はやや誇張気味に。
・ネットでは明るさを増してキラキラ感を出している写真が多かったので敢えて逆路線で。暗いところから飛び出してくる道路に迫力をもたせるように。
・ホワイトバランスは青白い系、マゼンダ系、オレンジ系を試行錯誤。モノクロも試しましたが最終的に「高速道路っぽい」オレンジ系になりました。
⑦撮ってみて思ったこと:
・色々と失敗の多い撮影でした。ワイコン無しでやった方が良かったかも。
・撮影場所が限られる上、レンズも超広角に限定されるので、構図に面白みが持たせられない気がしました(チャレンジした皆さんどれも同じような構図です)。いっそ昼間に移動しながら手持ちで撮影した方が面白い画が撮れるのかもしれませんね。
※箱崎ジャンクション周辺地図です。



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